ダイビングショップの女の子から時たまメールをもらう。
今時にしてはとても素敵な子です。
以前、電話で話した時の「ビッグ・ウェンズデイ」(映画)が
とても気になるようで、ここ数週間レンタルを試みているのだが
先約がいたりとかで不発らしい。
頑張れ!頑張って観るんだ!

そんなこんなで自分はVHSを久々に観てしまった。

この映画、僕が波乗りになるきっかけになってしまった真犯人
これを、あの時にたまたま観ていなければ
僕が波乗りになることも、その後の人生23年がこうなることも
恐らくはなかった、そんな映画である。

最後、うん、最後がね、シビレちゃうのよ。
ジャン・マイケル・ビンセント演じるマット・ジョンソンが
20feetオーバーのBIGセットをテイクオフ、ボトムターンから
スーパーチューブライドを決めた後、プルアウトしきれずに
ワイプアウト!!友人らに助けられ浜を歩いている時に
一人の少年サーファーが流されたマットのボードを
拾ってきて


少年「あれが波乗りなんだね」(憧れの眼差し・・・)

しばし自分のBIGWAVE GUN に見入った後
マット「やるよ」

少年「え!(What?)」
マット「いつかこれで大波に乗るといい」
で、そのまま行っちゃうの!!

このシーンに「バカーン!」とやられたのね。
「か、か、か、カッコ良すぎる〜」
たぶん少年と一緒に魂もらっちゃったんだよね。

そう、僕の波乗りは、それゆえ BIGWAVE にこだわることに
なってしまったのです。
とにかくポジションは「OUT」
狙うのは「その日1番でかい波」
makeできなくてもOK!
でっかいのをTAKE OFFできれば、そのままマッさかさまに
ボトムめがけてワイプアウトしようがOK。
好物は「Tyhoon Swell」
仙台湾にラインナップしちゃったらもう
学校は休み、夜のバイトから海へ直行
ほんまもんの「阿呆」になってしまったのは
すべてこの映画のおかげ(せい)です☆

久々に観て思うのは
若かりし頃に見ていた夢
まだニュートラルだった頃
夏の砂浜で暑い風に吹かれながら思っていたこと

僕の究極の行き先・・・
それは
FREEDOM
全てのものから自由な人生

思い出しちゃったよね

今こそ『Go for it』
行くっきゃないでしょう