半端なく危険な事故の隠蔽が明らかになりましたね。

「志賀原発(石川県)の臨界事故」

議員の費目流用問題、西武球団の裏金問題など、

ちまたは

隠蔽のバーゲンセールです。
何事もそうですが、保身のための嘘、私利私欲を満たすための嘘は
遅かれ早かれバレます。

隠している当人の挙動や言動からバレてしまいます。

西武の隠蔽工作と議員の費目流用問題については、新聞各紙やニュースが
騒ぐでしょうからそちらに委ねるとして、今回注目したいのは

北陸電力の隠蔽です。

原子力発電というものは、本来は勝手に核分裂を連鎖するはずの核燃料を
”制御棒”というもので分裂の進行を制御するものです。

つまり制御棒あっての原子力発電なのですが、今回はこの制御棒が3本
正常な動作をしなくなってしまいました。制御棒を動作させる水圧コントロール
については省略として、制御棒を失った融合炉内では、核分裂時に発生する熱が
冷却材の許容値を超えてしまいます。

核燃料はそのまま放っておくと猛烈に発熱しつつ連鎖的に反応を起こし、
自らの発する熱により崩壊し、暴走を始めます(メルトダウン)。
こうなってはもう制御棒では制御はできません。

そして融合炉は大爆発を起こします。(チェルノブイリ原発事件がそうです)

北陸電力は、このような「あわや大惨事」につながる寸前の事態を隠蔽していたのです。
チェルノブイリでは半径30キロ以内の住民が避難したが、事故後21年経過した
現在に至っても、被爆の後遺症は深刻です。

私は昔っから原発には反対です。

どこをどうひっくり返して考えても危険でしかないからです。

例えてみれば、

「完成していない旅客機で離陸し飛行するようなもの」

と言えばわかりやすいでしょうか?

飛び続けられるかも不明、着陸できるのかも不明な見切り発車の飛行機です。
そんな飛行機を前にしたら、貴方はすすんで乗りますか?

このように原発とは、いまだ大変に危険な施設なのです。

地球のエネルギー問題は深刻ですが、だからといって現段階の原子力を
商用利用することは、技術的に”時期尚早”、もしかしたら人類には
永遠に無理かもしれません。

伝説の超古代文明も、核によって滅んだという諸説も見かけます。
原子力に対する、なんとなく”気持ち悪い感覚”を否定できないのは
もしかすると

太古の記憶

からくるのかもしれません。