今晩は☆
寒いですねぇ〜

冬場は晴天続きの関東平野も、今夜半過ぎからは雪になりそうと
ラジオのパーソナリティが言っています。
まあ明日は久々に「ひきこもり仕事」なので、雪でも構わないのですが、
こんな中でも外仕事の皆さん、事故や怪我にはくれぐれも注意してくださいね。

さて今日は「メールの難しさ」について・・・
日々莫大な数のメールが届くわたくし。
・通販サイトからの売り込みメール
・情報起業家(自称含む)の方々からの、やはり売り込みメール
・IT関係企業からの情報提供や連絡
・同じくIT関係企業からの求人のお誘い
・クライアントからの連絡
                   などなど

それらを見ていると、いろいろなことに気付いたりするものです。
ことに、ある程度の顔見知りから頂くメールは考えさせられることも
多く、そこから自分自身のメール作成スキルを省みたりもします。

メールに限らず文章というものには、必ず「意図」が織り込まれているものです。
通販サイトのメールは、ずばり「買ってちょ〜だい!」という意図で書かれている
ものですから、文節内の文章もそれが色濃く反映されています。

難しいのは「クライアント」からのメール。
読みながら「この方はなんだってこんなことを書いてきたのだろう?」とか、
「どういうつもりなの?」と思うこともしばしばです。
中には必要な事のみを無機質に伝えてこられる方もいらっしゃいますが、
だいたいの方は、なんらかの気持ちや考えを言葉にのっけてきます。

「メールは難しい・・・」このように感じたのは、言葉が文章になると、
書いている側が書いている時に感じている気持ちや思いが、本人が意図していない
にもかかわらず文章にのりやすいってことです。
例えば、何がしかの不満や憤りを感じながら書く文章は、穏やかな気持ちで書くものとは
明らかに違ってきます。不満を抑制しながら書いたとしても、それはやはり、不満を背景
に書いたものに他ならず、残念なことに読み手にはそれが伝わってしまいます。

メールでの意思の疎通に不慣れな方ほどこの傾向は現れやすいものです。

面白いんですよ、これが。

「あぁ、この方、クチでは同等とか言ってはいるけど
 その実本心は上から目線なんだなぁ。」

とか

「この人は僕のことをゴミ同然にしか考えていないな・・・悲しいね。」

とか、ネガティブな例ばかりで申し訳ないのですが、
ネガティブなものほど確実に伝わってしまいます。
これは、どんな美辞麗句で飾り立てようが滲んで出てきてしまいます。
滲み出るというよりも

「臭う」

と言ったほうが適切かもしれません。
そうなると使われた美辞麗句は意味を成さず、むしろ
逆効果を助長することになってしまいます。

そしてポジティブなものは伝わりにくい・・・
「喜び」とか「賞賛」とか「好意」とかって伝わりにくいんですよね。

ね、不思議だし難しいですよね。

メールって、昔から存在する手紙の変体でしかないわけですし、
日頃の面つき合わせた直接コミュニケーションと何ら変わりはないものです。

いや、逆に口頭や電話と違い「文書」という形で残ってしまう分
あとから読み返すこともできてしまうため、よほど難しいものだと言えます。

「言葉は刃にもなる」

ビジネスシーンで日々戦いに明け暮れるみなさんなら、思い当たることもあろうかと
思うのですが、身体を行使した戦闘=暴力 のかわりに我々は「言葉」で心を武装し
戦っているのだと思うのです。
そんなものですから、身近な人に対しても武器をうっかりチラつかせてしまうことも
あるのかもしれません。

人間ですからね。どうしようもない時ってのもあるでしょう。

でも、何気なく使ってしまった言葉が大切な人々を傷付けてしまっていたなどということは
出来るなら避けたいものです。気心が知れている分、取り返しのつかないことになるケース
が多いと思います。

メール作成は、普段の直接コミュニケーション同様に「怒り」「憤り」「不満」「嫉妬」
に支配された心を、いったんクーリングして心の水面に広がった波紋が静まってから
取り組むよう心がけることは、メールでのやりとりが多い現代において大切なこと
になってきたのかもしれない・・・円滑な人間関係、ビジネスの安定・成長のためにも
重要なセクションを受け持つ1要因、必須のスキルとして心得るべきなのではないか・・・

不肖、野に生息する1起業家はこう思うのです。