ここは新宿東口、ふと見上げると今出てきた駅越しに西口の高層ビル群。
かつて働いていた会社はあの中にある。
東口に来るのはいったい何年ぶり?
まさか仕事でここに来るとは思っていなかったな。

これもまた『必然』というものなのか。

ま、そんな感慨にふけっている余裕もないよねと気を取り直して
クライアント先への道を急ぐ。



まだ午前ということもあり、そこかしこにジャンクな空気が残っている。

ちらっと目に入る路地裏で、胸倉をつかみあっているオジサンたちがいたり、
居酒屋に降りる階段では、若い酔っ払いが仲間に介抱されていたり・・・

「いやはや・・・」

さて、仕事しよ。