明けましておめでとうございます。

これからの365日×24時間が、みなさまにとって有意義なものと
なるようにお祈りいたします。

ということでやってきました2009年。

工藤は毎年必ず元日に初詣に行きます。
まずご近所の氏神様へのお参り。

これは除夜の鐘の直後に伺いし、お札をいただいてきます。

そして姓神様というか族神様ともいうべき春日様へのお参りがあります。

工藤はいつも三田の春日様へ行っているのですが、例年のように車や電車では
面白くない。

そこで。。。。

「走ってしまえ!」

というわけで

第1回初詣耐久マラソン



距離はジョギングシュミレーターさまのご協力をいただき、丁度50キロ
ということが判明。

ま、新年早々、自分を追い込んでみて、見つめなおすことで、今年1年に
取り組んでいくことや、自分のあり方=スタンスだったり歩幅だったり、
ギリギリいっぱいの中で気がつくことからフィードバックのアイディアを
得たりするのも僕らしいのかな、と・・・

新年の計は元旦にありとか申しますが、アルコールひたひたの脳みそで
おもいつく新年の計は、往々にしてただの願望だったりするわけです。

●●したい、とかね。

でもその「したい」は自分が強く思い、努力すればゲットできるものなのか?

そうじゃなく、ただ単に「●●になったらいいなぁ」と宝くじ的発想なもの
なのか・・・

短い人生、新年が来たってことはまた1つ年をとり、人生の砂時計の残り
目盛は減っているわけですよ。

ゆえに、新年の計とかを適当に考えてほしくないのです。


とまあ、人に言うだけじゃ説得力もないと。

今年の僕は、いつもに増して、エクストリームな自分を露出していこうかなと思っているので。。。。

んで元旦早々にこれですよ。

ハッハッハ

といってもスタート前は

「ま、山じゃねえし大丈夫だべ?基本下りっぽいし。」

と超楽観(いつものこと)。楽しいねぇ。

しかも前の晩に氏神様へ詣でた際にいただいた甘酒が効いたのか寝坊・・・

スタートはお昼になってしまった。

・霞川沿い=鴨のご夫婦が日向ぼっこしていた。


・青梅街道 宿 交差点のセブンイレブン(8.5キロ)
 =富士山が写っているよ


・新青梅 奈良橋庚申塚 (14キロ)
 =好調、10キロを45分程度で走れているぞ。


・新青梅 東京街道入口 (15.2キロ)


・府中街道 八坂交差点 (17.7キロ)
 =西武線の黄色い車両が見える。


しばらく西武線と並走し、小平駅(20キロ)あたりのセブンイレブンで
おにぎりを購入し栄養補給、アイソトニック飲料も購入し補給しながら走る。

距離も距離なので食べると脚の動きが戻ってくるね。

こういう点、シティランは便利だ。山ランとなると下山までの水分や栄養は
すべて背負っていかなきゃならないもんね。

・多摩湖自動車道に入ってみた
 =正しくは”東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線”というらしい


自動車が入ってこない道だけに、元旦といはいえランナーやチャリンカー
が多い。

でも僕はどうもそれ専用にあるような出来合いの道って苦手でして、
花小金井駅あたりで離脱して小金井街道を南下です。

そして五日市街道を左折(25キロ)、井の頭通りを目指します。

さすがにこのあたりから脚がつらくなってきました。

でもでも、まだまだ半分です。

・井の頭通り入り口 (29キロ)


このあたりは以前の建築系の仕事での現場が何件かあったので、

「そうそう、ここ左に行ったあの先だったよな」

とか

「あそこのラーメン屋さん、まだやってるんだ・・・」

などと郷愁に浸りながら走り抜けました。

さて、走行距離が30キロを超えてくると、快調に飛ばしていた時とは全く
違ったことを頭が考えるようになります。

ぶっちゃけ「きつい」ので頭はなんとかしてこの苦痛状態からの逃避を
試み始めます。

「ほら、あそこ吉祥寺駅じゃん?乗っちゃえば?」

とか

「いいじゃんもう。これでムリしたって誰もほめないよ。」

とか

「新年早々にケガしたりしたらシャレに何ねえんじゃね?」

などなど・・・

実はこの荒行の目的は、ここから先にあります。

この「妥協」という魔物が囁き始めるところから、自分との対話が始まるんですよ。
別にいいんですよ。「やーめた」って言って電車に乗って初詣行っちゃっても。

お金だってあるからタクシーを拾って「永福駅あたりまで」って言っちゃうこと
だってできる。

走っている場所は都会の真ん中だから、お金さえあればなんだってあるし
なんだって出来ちゃう。

でも、そういった声にあらがって当初の目的を貫徹することに意義があるのでは?

そう思うゆえの耐久ランです。

・高井戸のマックあたり (35キロくらい)=日没だぁ


途中、左側に新宿副都心の高層ビル群が見えて感動。

「俺すげぇ!」

・永福料金所下= さすがにここは車が多くて正月って感じじゃないね。


道なりに代田橋駅南を抜け、環七にぶち当たり右折。再び井の頭通りに戻る。(40キロ)

拡幅工事中の井の頭通りをひたすら山手通りに向けて進む。

もう脚は終わってしまっているので、走るフォームで歩いているといった速度。

「ヘイ!タ〜クシィ〜!」

と何度も手を上げそうになる。ガチだよ。

ここで走りながら考えた。

ここでやめてもいい。ただ、やめずに目標を達成するための動機を設定しよう。

どうする?

もし自分の足で初詣を達成できたら、

1、業績の1年前倒し達成
2、仲間とともに笑いながら歩む
3、家族と過ごす

この1〜3すべてを許可する。

としたらどうする?やる?やめる?

答えは簡単だ。

やる。

大原二丁目の交差点を右に、山手通りを渋谷目黒方面へ向かう。

左右には高そうなマンションばかりが立ち並ぶ。

こういうところで生活できるレベルを稼ぐ人ってのも沢山いるんだよね。
それは決して珍しいことではなく、今、目の前に現実としてたしかにある。

ここの住人たちにとってその現実は、勝手に与えられたものではなく、自ら
の手で、力で取りに行った結果としてあるものなんだろう。

・恵比寿一丁目
 =さすがに元旦だけに恵比寿といえども人は少ない。


あともう少し。

ちょっとでもムリをすると脚のどこかが「ピシッ」といきそうだ。

焦るな、落ち着いていこう。ゴールは逃げないぞ。

そうなんだよねぇ。

物事ってのはどれもこういった小さなことの積み上げで成り立っているんだよ。

今、踏み出す一歩の先に求めるゴールがある。

また逆に、その踏み出す一歩の、その先以外にはゴールなんてない。

こういった当たり前のことがわからなくなってきちゃうんだよね。

なんというか、ホームランとか確変とかに期待しちゃってね。

しかもそれすら他力本願。

自分の手、足、身体を動かし汚すことなく求める成功・・・

果たしてそんなものに価値なんてあるのだろうか?

その価値とはだいたいにして誰のもの?何のため?そして誰が決める?


それにしても今日の僕のゴール獲得はしんどい(笑)


でも真のゴール獲得って、ゴールが近づけば近づくほどに厳しく辛くなる
ものなんだと思う。

とかくビジネスにおいては、障害を取り除くほどにゴール達成が見えやすく
なることから、ゴールが近づくほどに楽になるものだと思っている人が
増えてきている。

違うよね。

走ってみりゃわかるよ。

先にいくほどにしんどくなるでしょ?

同じでしょ?

それがしんどくならないとすれば・・・


どこかで手を抜いているなんじゃないのかなぁ。


だろ?


・春日神社に到着!(50キロ)


もう終わっている脚にムチを打ち境内への階段を上がる。

あと10段

あと5段

到着! バンザーイ!!


とその瞬間に、まさにその瞬間に消灯(笑)

バンザイしたままブレーカーを落とした直後の宮司さんと目が合いました(笑)

で、強引に初詣のお願いと旧お札の奉納と新お札の入手。

「徹夜なんですよぉ」

とぼやきながらも全てやってくださいました。

ありがとう!!


神様っているのかねぇ。信心深いってのも捨てたもんじゃねえな。

・2009年の東京タワー


昨年はいつもの赤いタワーだったのに、今年はオシャレですね。

いやぁ〜、ついたらついたで脚〜腰まで全崩壊ですよ。

もう尺取虫のようにゆっくり歩くしかなく、信号も青の間に渡りきれない
有様(笑)

本当は濃い味噌ラーメンとビールを緊急補給したかったのですが、残念なことに

どこも開いていません。

しかたないので途中の東京駅か立川駅か拝島駅でエネルギーチャージと思い
JRへ。

・田町駅


人、いnothingですね。

もうおなかがすいて仕方なかったのですがね、基本駅構内のお店もお休み
だったようです。

東京駅では2店舗だけ開けている店があったのですが、当然のことながら
お客さんは集中=大行列。

あきらめて中央線特快で立川へ ⇒ 乗換え間隔が2分(脚が動かないのに)

で、拝島 ⇒ 全店21時までの営業・・・今? 22時・・・

泣くでしょう。


まあでも、例年になく達成感の高い元旦でしたよ。

今年はこんな具合にPV、BJともどもエクストリームな企画をぶっつけて
いこうかなと考えていますので、

どうか大きな心で

笑ってやってください。

ではでは

A HAPPY NEW YEAR 2009