一昨日の激RUNの痛みが今頃になって出ている工藤です。

ここ数日、輪郭が曖昧ではあったが「もしかしたらそうなんじゃねえの?」と思っていたことを覚書風に書き留めておこうと思う。
「お金って普通に生活している分には貯まらないものなのではないか?」

ってより貯めようとしたらいけないんじゃないのか、そう思いました。

例えばです、大きな買い物をしようとしたとします。”山”でもよいし”ビル”でもよい、なんにしても高額かつ数十年にも及ぶ分割払いでなければ買えないようなものです。

その時どうします?

「頭金を出来る限り多く貯める。」

そうですよね。普通はそう思いますよね。

しかしです。仮に「300万円貯まったら買う」という目標を掲げたとします。毎月2万円+2回のボーナス時に10万円=44万円/年の計算で、なんと7年もかかってしまいます。さてこの7年の間、初志、モチベーションを維持できるでしょうか?なによりその対象物はまだ売っているのでしょうか?仮にまだ売っていたとして、その時点で7年前の価値を有しているのでしょうか?

ですよねえ。7年も経っていたら個人の環境も変わっているだろうし、それにともなって人生の優先順位も変わっているはずです。

なので「お金が貯まったら・・・」とかいう”たられば思想”に縛られている人にとっては永遠にかなえられない夢というか妄想みたいなものになってしまうんじゃないのかなって思います。

「お金は貯めようとしてはいけない」

というのはそういうことです。貯めないで”使え”ってことではなく、貯めてるヒマがあったらさっさと次のアクションをしなよってことです。

じゃあどうする!欲しい!7年も待てない!でも金はない!

そこで銀行さんの登場なのかなって思うのです。

大きな買い物の時は自分の代わりに銀行さんにお財布を開いてもらえばいいんじゃないのか?

あとはそれをコツコツと返済すればいいんじゃないのか?

え?貸さないだろうって?

そうかも・・・少なくとも僕という個人に対しての金融機関の評価などたかが知れているのでその通り。でもそれは、個人を担保にした融資に限度があるのは僕に限らず誰でも同じことだと思いますよ。

そこで銀行はどんなものにだったら融資、お財布を開くのかを考えてみた。

銀行の利益の源泉は顧客に対する融資の元金返済+それに対する利息である。そして最も怖いのは”貸し倒れ”という債権が回収不能となることにある。となると、この元利を手堅く回収できるところ、かつ、リスクがないものにだったら大喜びで融資してくるはず。

例えばいざという場合には担保で100%補填できる、そんなものです。土地とか、アパートとかってそうなんじゃないの?

しかも!

アパートとかマンション、オフィスビルってのは仮に借金で手に入れたとしても、その返済をするのは厳密に言えばオーナーではなく”入居者”となる。

しかもしかも!!

返済不能になった際にオーナーは負債を背負うのか?と思ったが、よく考えてみたら担保を渡して終了じゃないのか? だよね?

これは!

一戸建てや分譲マンションの一室を購入するのとは、同じ借金を抱えるとしてもまったく種を異にするものではないのか?

一戸建ては支払うのは自分一人だけ、しかもお金は出ていく一方、そして支払いが終了したとして上物の償却も終了しているため、価値も残っていない。

かたやアパートなどは、利回りさえプラスで組めるなら借金を返済しながらも、さらに自分の懐にもお金が入ってきてしまう。しかも、ロケーションさえ間違わなければ、その先数十年の間ずっとお金は入ってくる。

なんということだ・・・

としたらどうする・・・??

常識的な順序では大きな事は動かないってことなのかな?

1、買うものを決める(代金は持っていない)
2、買うことに決める(やはり代金は持っていない)
3、それから代金を工面する(融資してくれるところを探す)

という一見して大迷惑な順序が、実は世の中では正しいのではないだろうか?

とそんな気がしてきました。

ま、思っただけですけどね(笑)