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もう何をしているんだ!と・・・

十分な装備をすることはもちろんなのだが、

仮に装備を万全としたとしても、

あの山は素人には無理である。

例えてみれば、数十年に一度の確立でしかたたない逗子沖1キロの棚の波に、
初めてサーフボードを手にした人間が挑むようなものである。

技術ばかりか体力が十分足りていないので、何かあれば即ピンチになることは明らかだったはずである。
ヘリが墜落した「ブドウ沢」は、笠取山のピークの北側である。

この笠取山自体が、我々がアタックの境界線として意識している

雲取山

よりもさらに奥地にあるという段階ですでに危険な臭いが漂う。。。

まず、ここへ足でアタックするには一之瀬高原から入る。

ちなみに笠取山は標高で1953メートルもある。

取材班が目指したであろうブドウ沢は、この笠取ピークを含む稜線の向こう側なのだ。

もう、これをこうやって書いている時点で”ため息”が出てくる。

山岳ガイドは「軽装で危険と判断したので下山した。」と言っている。

極めて正しい判断だと思う。

自然相手である。

なのに・・・

なぜ山へ戻ったのか?

天候の確認はしたのか?(ガイドは天候も材料に下山した)

ここ数日、というか連日、ちょうどその付近で雷雲が発生しては下流域に雲が流れてきて豪雨や雷雨になっている。

そういったことは頭になかったのか?

情報はあったのだとしたら、



なぜ山に入った?



普通は入れませんよ。

冒頭に写真をつけましたが、あれでも標高900メートル程度の尾根を見上げた図です。

笠取付近はあんなもんじゃないです。

普通の人間なら、常人なら入れない。

チキンと言われようが、命あっての物だねですよ。


僕はね、福知山線脱線事故のJR西日本の体質が思い出されて仕方ないのです。


僕はね、テレビ局の報道体制を徹底的に調べ上げてほしいと思いますよ。

ガイドと下山してからの携帯電話の通信履歴からなにから、全て調べ上げて、

そして、彼らがなぜガイドの言うことも聞かずに嘘までついて山に入ったのかを正確に報道してほしいと思います。


もうね、この短期間に8名です。

8名もの尊い命が、ただ一箇所で奪われているのですよ。


警察も、取材は極力自粛とかぬるいことを言っていないで、



登山計画にない行動をとったら逮捕



とか・・・

それぐらいしないと、これからも事故が続きますよ。


今知りましたが、日テレが記者会見で

「事前の装備や取材の計画などに無理はなかったと認識している」

とか発表したようです。


なんでしょう・・・

亡くなられた彼らも可哀そうになってきました。


装備の問題じゃないですよ。


会見された偉い方、



まずは自分が笠取まで登れ!!


話はそれからだ。

今の君には何も語る資格はない!!