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攻殻機動隊S.A.C.2nd GIG 第17話より・・・

まさにその通り。
地べたのゴミを素手で拾い集めて得たお金で生きたこともあった。

大怪我で包帯グルグル巻きの右手を前に、まっとうな未来に絶望したこともあった。

住み込みの現場で、音もなく降りしきる雪を眺めながら新年を迎えた年もあった。

それでも耐え抜いて生きてきたのは、そんなところまで堕ち、地獄をくぐりぬけてきた経験から得たものを、人々に伝えるためだ。

人の人生が墜落するきっかけは些細だ。

人並み以上の能力を持ち、能力を発揮し、高い評価を得、99%のものごとがうまく回転していたとしても、ちょっとした油断や、無知からくるたった一つの行動がきっかけとなり、人は堕ちていく。

そういう人を沢山知っている。

そしてその多くは元気がない。昔は違ったのかもしれないが、厳しい現実にさらされている間に徐々にそうなってしまったのかもしれない。

「あれもこれもなにもかもダメだ・・・」

そう言う。

でもちょっと待ってほしい。

なにもかもってことはない。

「何かが」

間違っているだけだ。全てではない。

だから自分の人生を崩壊せしめたその「何か」でもってして、自分自身の優れた部分まで否定してしまうことはない。

フォーカスすべきはその「何か」をどうにかすることであり、それをクリアできれば他の部分は息を吹き返すのだ。

残念だが、これはあなたが自分自身の中で意識的に行うしか術がない。

今の世は

「人のできないところや、できていない点ばかりを上げ連ねて締め付ける」

そういう人は多い。

先入観、イメージ、ハロー効果なんかが関係してくる。知らず知らずのうちにそうしてしまっていることがほとんどだ。

ただ、出来ている99を一切認めず、至っていない1点のみを集中して攻めるようなことをする人には何らかの意図があるのだと判断している。

こういうことを意図的に行う人を私は人間として軽蔑する。

人はそんな目にあうと、急激にやる気が薄れていくものである。

またその状態を放っておくと、どんどんネガティブに陥っていく。

「ダメだ」「できない・・・」を脳内で時間をかけて反芻してしまうからである。

さらにネガティブを通り越し、自律神経を病んだり、欝に追い込まれてしまう人も出てくる。

仕事で精神的に追い込まれて病んでいる人々の多くは、周囲が認めてくれないことに起因するものである。

とても危険なことなのだ。

それゆえ自身が意識して、出来ていることは出来ていることとして評価し、出来ていない部分とは切り離して考える。

解決すべきは出来ていない部分だけなのであって、そのことであなた自身の全てがダメだなんて思うのは”愚の骨頂”でしかない。

できているところが99もある。

素晴らしいじゃないか!

でもそれでも人生がうまくいかないとしたら、残り1の部分で

 ・何か1つよくないことをやり過ぎているか

 ・何か1つやるべきことをやらな過ぎているか

のどちらかしかない。

「がんばってるのに・・・」という人の多くは前者のパターン。

今やるべきことを片っ端からやっているにも関わらずうまくいかないってことは、

今、してはいけないことを何かしてしまっている。

今やらなきゃならないことを考えることは誰でもすると思うのだが、
それと平行して「自分が今何をやってはいけないのか」についても考えることをおすすめする。


とまあ例により脱線もはなはだしくなってきてしまったが、

そんなこんなで伝えたいことは五万とあるし、そうするべきだと思う。
だが、いかんせん現状では「どこの馬の骨ともわからない奴」である。

お陰さまで大層な扱いをしていただくことも日常となり、そんなことにも慣れつつあるが、

それでも「今は矜持をしまって」一歩一歩進むのみだ。