『98%自信があっても、残りの2%とか心の奥底の1ミリ位のとこで
「ダメなんじゃないか」と思っていると
そいつが足を引っ張ってダメになる。』


ここのところ集中的に学習している映像教材へ投稿する感想を
まとめていました。
『98%自信があっても、残りの2%とか心の奥底の1ミリ位のとこで
「ダメなんじゃないか」と思っていると
そいつが足を引っ張ってダメになる。』


これは間違いなくそうです。

実は私は波乗りです。

波乗りの中でも「ビッグウェイバー」と呼ばれる
大波を待ち続けて乗る類の連中の間で、
今回の教材テーマ
「自信」
と同じ話があります。

私はかれこれ30年近い波乗り人生を送ってきました。
数年に一度しか現れないほど巨大な波を前にした、
まさに大勝負の時、
我々には共通の決まり、掟があります。それは

「オレはいける!大丈夫!
と100%心の底から思えるまでは絶対に沖に出ないこと」


です。

それは2時間でも、3時間でも、状況によっては1日かけてもです。

岸に腰を降ろし、沖を見つめながら、自分自身と対話を続けます。

波乗りでは、ほんのちょっとでも迷いや不吉な感覚を残したまま
沖に出ることは、イコール「死」を意味します。

迷いは最も大事なタイミングで
「躊躇」という姿で行動の足を引っ張るからです。

波乗りに限らず、山岳など「アドベンチャー」と称される領域では
共通の概念ではないかと思います。

もし遭難したとしても、それは誰のせいでもない
自分の責任でしかない。

=己の身は己で守る

=本能が危険を感知している時は、OKと思うまで先に進まない。

自然を相手に遊ぶ上でのルールです。

圧倒的な自然のパワーの中で生存するには
「迷い」「躊躇」がもたらす一瞬の遅れは
時として命すら奪われてしまいます。

侍の「真剣勝負」や、戦争も似た感じでしょうか。
どちらも経験したことはないので漠然としかわかりませんが、

「殺らなきゃオレが殺られる」

という境地は近いものはあるのではないでしょうか。

ですが、実生活において、少々自信がないからといって、
速攻で死んでしまうようなことは、
今のところ平和な日本では滅多にないと思います。

だからと言ってはなんですが、
多くの人々は自信がないままにモノゴトを行うことに慣れてしまい、
成果を得ないままにプロジェクトを閉じてしまうことにまで
抵抗感を失っていると思います。

かくいう私自身、沖での命ギリギリのやりとりをする機会も減る中で
ぬくぬくとした環境に慣らされ、人生に妥協しているのを感じています。


・・・という感想を投稿しました。