みなさんこんにちは!
工藤モータースです。
エンジン焼付きが確認されたジョグ。
心臓部が届くまでの間、補完機器の気になる部分のチェック、必要であればメンテナンスを行うことにしました。
前回:【原付バイク】涌谷生活の命綱ジョグのブローそして復活まで:その3
チョークと呼んだ方がわかりやすいですね。
これです。
キャブレターのここにくっついています。
チョークとは”塞ぐ”という意味ですね。プロレスでもチョーク攻撃とかありますので聞いたことがある方も多いと思います。
古いクルマには「チョークレバー」というものが付いていて、冬の朝や始動時にこのチョークレバーを引いてからエンジンスタートするという記憶がおありかと思います。
寒い時につかうものというイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
目的は始動時の燃調を濃くすること
ですので基本的には空気を絞るものなのかな?と思っていましたが、ジョグの場合は少し違うようでしたよ。
ちなみに我がジョグのキャブレター用のチョークはオートです。
スタートする前はONになっていて暖気が進むにつれてOFFになります。
スプリングにより縮んでいるチョークニードルは、スタートすると熱膨張体により押し出されてきます。
図に現してみましたが、ジョグのチョークはONでニードルが縮んでいる状態で、ガソリンのチョーク専用口がバイパスします。
これが徐々にニードルが伸び、専用口を塞いでOFFになります。
つまり塞ぐ対象が空気ではなくガソリンです。
始動時から暖気時にはガソリンを濃い目にしてくれるわけですね。
で、ガソリンはスロージェット付近にバイパスしているのでは?と。
このオートチョークのニードルが伸び縮みしない状態、これが故障です。
ポイントはON、OFFどの状態で壊れているか?
ON(縮)で壊れていれば、暖気が終わっても燃調が濃いままですのでエンジンの回転が落ちません。
逆にOFF(伸)で壊れていれば始動時にガソリンが薄くエンジンが始動しにくい、温まるまでアイドリングが不安定などの状態になると思います。
スロージェットやエアスクリューのセッティング次第では、始動から暖気中の燃調がとんでもなく薄くなってしまうことになります。
さて、それではチェック開始です。
全部バラして組み立て直し、
まずテスターにて通電を確認します。
これ大事。
次に冷えている状態(ON)のニードル長を測ります。
バッテリーに接続
すると
にょきにょきと伸びてきます。
作動バッチリですね。
ジェットニードルってのはこれです。
アクセルを開けるとスロットルボディーと一緒に上がってきて、メインジェットからのガソリン量が増えます。
このスロットルバルブとの連動タイミングを変えてやることにより燃調を調整できます。
ジェットニードルが担当するのはアクセル開度1/2付近の中速域です。
ここの燃調を濃くするために、アクセルを開けたらニードルが早く上がるようにしちゃいます。
このパーツ、バイクによっては調整用の刻みがついていて、段数を上げたり下げたりすることが出来るのですが
残念
ジョグ(5SU)のニードルは”つるんっ”とした無調整ニードル。
他のバイク用を流用しても良かったのですが、それもつまらない。
ワッシャーを加工してアジャストしてみました。
今回はワッシャー3枚=調整付きだったら1段相当でしょうか?
完成です。
次回はエンジンの組み立てをお送りいたします。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
【原付バイク】涌谷生活の命綱ジョグのブローそして復活まで:その1
【原付バイク】涌谷生活の命綱ジョグのブローそして復活まで:その2
【原付バイク】涌谷生活の命綱ジョグのブローそして復活まで:その3
工藤モータースです。
エンジン焼付きが確認されたジョグ。
心臓部が届くまでの間、補完機器の気になる部分のチェック、必要であればメンテナンスを行うことにしました。
前回:【原付バイク】涌谷生活の命綱ジョグのブローそして復活まで:その3
1,バイスターター
チョークと呼んだ方がわかりやすいですね。
これです。
キャブレターのここにくっついています。
チョークとは”塞ぐ”という意味ですね。プロレスでもチョーク攻撃とかありますので聞いたことがある方も多いと思います。
古いクルマには「チョークレバー」というものが付いていて、冬の朝や始動時にこのチョークレバーを引いてからエンジンスタートするという記憶がおありかと思います。
寒い時につかうものというイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
目的は始動時の燃調を濃くすること
ですので基本的には空気を絞るものなのかな?と思っていましたが、ジョグの場合は少し違うようでしたよ。
ちなみに我がジョグのキャブレター用のチョークはオートです。
スタートする前はONになっていて暖気が進むにつれてOFFになります。
スプリングにより縮んでいるチョークニードルは、スタートすると熱膨張体により押し出されてきます。
図に現してみましたが、ジョグのチョークはONでニードルが縮んでいる状態で、ガソリンのチョーク専用口がバイパスします。
これが徐々にニードルが伸び、専用口を塞いでOFFになります。
つまり塞ぐ対象が空気ではなくガソリンです。
始動時から暖気時にはガソリンを濃い目にしてくれるわけですね。
で、ガソリンはスロージェット付近にバイパスしているのでは?と。
このオートチョークのニードルが伸び縮みしない状態、これが故障です。
ポイントはON、OFFどの状態で壊れているか?
ON(縮)で壊れていれば、暖気が終わっても燃調が濃いままですのでエンジンの回転が落ちません。
逆にOFF(伸)で壊れていれば始動時にガソリンが薄くエンジンが始動しにくい、温まるまでアイドリングが不安定などの状態になると思います。
スロージェットやエアスクリューのセッティング次第では、始動から暖気中の燃調がとんでもなく薄くなってしまうことになります。
さて、それではチェック開始です。
全部バラして組み立て直し、
まずテスターにて通電を確認します。
これ大事。
次に冷えている状態(ON)のニードル長を測ります。
バッテリーに接続
すると
にょきにょきと伸びてきます。
作動バッチリですね。
2,ジェットニードル
ジェットニードルってのはこれです。
アクセルを開けるとスロットルボディーと一緒に上がってきて、メインジェットからのガソリン量が増えます。
このスロットルバルブとの連動タイミングを変えてやることにより燃調を調整できます。
ジェットニードルが担当するのはアクセル開度1/2付近の中速域です。
ここの燃調を濃くするために、アクセルを開けたらニードルが早く上がるようにしちゃいます。
このパーツ、バイクによっては調整用の刻みがついていて、段数を上げたり下げたりすることが出来るのですが
残念
ジョグ(5SU)のニードルは”つるんっ”とした無調整ニードル。
他のバイク用を流用しても良かったのですが、それもつまらない。
ワッシャーを加工してアジャストしてみました。
今回はワッシャー3枚=調整付きだったら1段相当でしょうか?
完成です。
次回はエンジンの組み立てをお送りいたします。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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【原付バイク】涌谷生活の命綱ジョグのブローそして復活まで:その2
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